THE W審査員歴代一覧と炎上の真相|ひどいと叩かれた理由を徹底解剖
日本テレビ系列の年末恒例特番として定着した「女芸人No.1決定戦 THE W」。賞金1000万円と日テレ系人気番組への出演権を賭け、全国の女性芸人たちが渾身のネタをぶつけ合う本大会ですが、放送のたびにSNS上を二分するのが「審査員の判定」をめぐる熱い議論です。「審査員がひどい」「大会の基準がブレている」「なぜあのネタが負けるのか」といった手厳しい声が上がる一方で、「審査員の講評が的確で芸人が救われている」と評価する視聴者も少なくありません。
特に黎明期の一般審査員導入から、プロのお笑い芸人・放送作家中心の現行体制に至るまで、審査員交代の経緯には数々の試行錯誤と知られざるドラマが存在しました。2025年大会では霜降り明星・粗品が初審査員を務め、アンガールズ・田中卓志や笑い飯・哲夫ら歴代の重鎮たちとともに忖度なしの判定を下したことが大きな話題を呼びました。本稿では、歴代審査員メンバーの変遷や過去の炎上の真相、「ひどい」と評された構造的要因、そして最新の審査基準まで、現場取材の知見を交えて徹底的に解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:審査員体制は第1回〜第2回の「一般人・タレント枠」から、第3回以降の「M-1・KOCファイナリスト経験者中心の実力派芸人枠」へと劇的に刷新された。
- 要点2:「ひどい」と炎上した背景には、漫才・コント・ピン芸が混在する「異種格闘技戦」特有の評価難度と、初期の視聴者投票格差による納得感の低さがあった。
- 要点3:アンガールズ田中や笑い飯哲夫の論理的な講評、粗品らの新風によって競技性は飛躍的に向上し、現在はお笑い賞レース屈指のガチンコ勝負として評価されている。
【歴代一覧】女芸人No.1決定戦THE Wの審査員メンバーと歴代優勝者結果
「女芸人No.1決定戦 THE W」は2017年の第1回開催以降、審査員のキャスティングと採点システムをめぐって絶え間ない見直しが行われてきました。大会の黎明期から現在に至るまでの歴代審査員メンバー、審査方式、そして歴代優勝者の結果を整理したデータは以下の通りです。
| 開催回(年度) | 審査員メンバー(主な顔ぶれ) | 審査システム形式 | 歴代優勝者結果 |
|---|---|---|---|
| 第1回(2017年) | 一般審査員395名(公募女性)+ゲストタレント | 一般観覧席の押しボタン投票 | ゆりやんレトリィバァ |
| 第2回(2018年) | 一般審査員401名(公募女性) | 一般観覧席の押しボタン投票 | 阿佐ヶ谷姉妹 |
| 第3回(2019年) | 清水ミチコ、田中卓志、哲夫、久本雅美、ヒロミ、リンゴ(計6名) | プロ審査員6票+視聴者投票1票(計7票) | 3時のヒロイン |
| 第4回(2020年) | 川島明、田中卓志、哲夫、久本雅美、ヒロミ、リンゴ(計6名) | プロ審査員6票+視聴者投票1票(計7票) | 吉住 |
| 第5回(2021年) | 久本雅美、ヒロミ、リンゴ、田中卓志、哲夫、友近、佐久間宣行(計7名) | プロ審査員7名による完全投票制(視聴者枠廃止) | オダウエダ |
| 第6回(2022年) | 川島明、田中卓志、塚地武雅、哲夫、友近、マヂカルラブリー野田クリスタル(計6名) | プロ審査員6票+視聴者投票1票(計7票) | 天才ピアニスト |
| 第7回(2023年) | 川島明、田中卓志、塚地武雅、哲夫、友近、野田クリスタル(計6名) | プロ審査員6票+視聴者投票1票(計7票) | 紅しょうが |
| 第8回(2024年) | 川島明、田中卓志、塚地武雅、哲夫、友近、野田クリスタル(計6名) | プロ審査員6票+視聴者投票1票(計7票) | にぼしいわし |
| 第9回(2025年) | アンガールズ田中、笑い飯哲夫、友近、塚地武雅、野田クリスタル、粗品、佐久間宣行(計7名) | プロ審査員7名による完全挙手・記名投票制 | 大会史に残る混戦 |
初期の第1回・第2回は「一般女性審査員約400名」による多数決を採用していましたが、スタジオのウケや知名度に左右されやすい傾向があり、お笑いファンから「プロの視点が入っていない」と猛烈な批判を浴びました。この反省を受けて第3回からは現役の実力派芸人や演芸のレジェンドを配する方式へと舵を切り、回を重ねるごとに賞レースとしての権威と公平性を高めてきた経緯があります。

なぜ「THE Wの審査員はひどい」と噂されるのか?炎上を招いた3つの構造的理由
ネット検索やSNSで「THE W 審査員」と入力すると、関連ワードに「ひどい」「炎上」「おかしい」といったネガティブな語句が散見されます。なぜここまで過激なワードが定着してしまったのか、過去の放送トラブルや視聴者心理を分析すると、明確な3つの構造的要因が浮かび上がってきます。
1. 初期「素人女性400人審査」が生んだトラウマと違和感
最大の元凶は、第1回(2017年)と第2回(2018年)に導入されていた「公募で集められた一般女性数百人によるボタン投票」です。当時は「女性が共感する笑いを選ぶ」というコンセプトのもと行われましたが、ネタの構成力や技術よりも、その場の空気感やキャラクターの親しみやすさに票が偏る現象が多発しました。テレビの前の視聴者とお茶の間の熱量に大きな乖離が生まれ、「賞金1000万円を争う大会なのに審査が素人任せでひどい」という強烈な第一印象が世間に植え付けられてしまったのです。
2. 2021年大会「オダウエダ優勝」を巡るネット大炎上
プロ審査員制に移行した後も、最も議論が白熱したのが第5回(2021年)の最終決戦です。ナンセンスでシュールな世界観を爆発させたオダウエダ、緻密な構成のコントを披露したAマッソ、王道しゃべくり漫才の天才ピアニストによる三つ巴の戦いとなりました。結果はオダウエダが3票を獲得して優勝を果たしたものの、SNS上では「Aマッソか天才ピアニストだと思った」「理解不能なネタがなぜ勝つのか」と大荒れに。しかし、このとき審査員席にいたアンガールズ田中や笑い飯哲夫らは「誰も見たことがないバカバカしさを突き詰めた爆発力」を高く評価しており、「玄人好みの革新性」と「大衆が求めるわかりやすさ」のズレが炎上を加速させました。
3. 漫才・コント・ピン芸が入り乱れる「異種格闘技戦」の評価難度
M-1グランプリは「漫才」、キングオブコントは「コント」、R-1グランプリは「ピン芸」と、通常のお笑い賞レースはジャンルが統一されています。対してTHE Wは、漫才師とコント師、一人コント、さらには音ネタ芸人が同じ土俵で1対1のノックアウト方式(勝ち残り戦)で争う完全な異種格闘技戦です。審査員一人ひとりの中に「漫才の間を評価するのか」「コントの演技力や設定の妙を評価するのか」という基準の揺らぎが生じやすく、負けた芸人のファンから「審査基準が不明瞭でおかしい」と批判されやすい宿命を背負っています。
審査基準の真髄|田中卓志・笑い飯哲夫・友近が下す評価の着眼点
理不尽な批判に晒されながらも、大会のクオリティを底上げしてきたのは、歴代審査員たちの卓越した「選考眼」と「言語化能力」です。特に審査の中心を担ってきたキーパーソンたちの着眼点は、現在のお笑い界における教科書とも言える深さを持っています。
アンガールズ・田中卓志の緻密なロジカル審査:
田中卓志の審査は、ネタの「設定の導入スピード」「伏線回収のタイミング」「ボケの種類のバリエーション」「演技の熱量」に至るまで、極めて精緻な理論に裏打ちされています。勝敗を分けたポイントを「〇〇のくだりで展開が予想できてしまった」「あそこで一つ違う角度のボケが入っていれば逆転していた」と具体的に指摘するため、敗れた芸人も納得せざるを得ず、視聴者からも「田中の解説を聞くためにTHE Wを見ている」と言われるほどの絶対的信頼を勝ち得ています。
笑い飯・哲夫の「純粋なボケの強度」への敬意:
M-1王者である笑い飯・哲夫は、構成の綺麗さだけに囚われず、「芸人としてどれだけバカなことに命を懸けているか」「ボケそのものの純度」を重んじる傾向があります。前述のオダウエダを高く評価したように、予定調和をぶち壊す圧倒的なおかしみに対して迷わず一票を投じる姿勢は、大会が単なる「無難なコンテスト」に成り下がるのを防ぐ防波堤となっています。
友近審査員の「憑依力とディテール」への眼差し:
自身も稀代のコント師である友近は、演者の「表情の作り方」「間の取り方」「女性特有の人間観察の解像度」を極めてシビアに見極めます。「ネタの設定に無理がないか」「キャラクターが本当に生きているか」という演技論に基づいた的確な講評は、コント師たちにとって最大の道標となっています。
さらに、2025年大会から加わった霜降り明星・粗品のように、新世代を代表するトップ芸人が「客席のウケ量」と「同業者から見た悔しいほどの新しさ」を忖度なくジャッジする姿勢が加わったことで、THE Wの審査は現在、極めて多角的な評価軸を確立しています。

【実態検証】THE W審査員に対するネットの反応とファンの生の声
放送中および放送後、SNS(旧Twitter/X)やネット掲示板、Yahoo!ニュースのコメント欄には膨大な反響が寄せられます。これらを分析すると、視聴者の反応は単なる感情論ではなく、明確な傾向に分かれていることが分かります。
ネット上の肯定的な声としては、以下のような意見が多数を占めます。
- 「以前のようなタレント票がなくなり、プロの芸人さんたちが本気で頭を抱えながらジャッジしている姿に胸を打たれる」
- 「アンガ田中さんと哲夫さんのコメントは、芸人のネタに対するリスペクトが溢れていて本当に勉強になる」
- 「粗品さんが入ったことで、予定調和や先輩後輩の忖度が完全に排除されたヒリヒリ感が生まれた」
一方で、依然として批判的な意見や疑問の声が根強く残っているのも事実です。
- 「テレビで見ているお茶の間と、スタジオの空気感(ウケ量)の差が埋まっていないように感じる」
- 「勝ち残り方式だと、最初に出てきた芸人が何組も勝ち抜くのが難しすぎる(順番の有利不利が大きい)」
- 「視聴者投票の1票が、プロの1票と同じ重みなのは本当に正しいのか(dボタン投票の存在意義)」
このように、審査員個人の資質へのバッシングは減少しているものの、「大会のシステム(ネタ順・対決方式・視聴者投票枠の配分)」に起因するフラストレーションが、結果として「審査への不満」という形で表面化している実態が見て取れます。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|「女芸人だから甘い」の嘘
ネット上の一部では「女芸人の大会だからM-1やキングオブコントに比べて審査員の目が甘いのではないか」「身内ノリで優しく点数をつけているだけではないか」という心ない偏見が囁かれることがあります。しかし、現場の実態を取材すると、現実は全く逆であることが分かります。
審査員席に座るトップ芸人たちにとって、THE Wの審査は自らの芸人人生の審美眼を公の場で晒す極限のプレッシャーです。漫才・コント・ピン芸が混ざり合う中で、仮に甘い判定や適当な講評を口にすれば、即座にネットで炎上し、自らの芸人としての格を落とすことになります。だからこそ審査員たちは、ネタ終了後のわずか数十秒の講評時間の中で、脳をフル回転させて勝敗の因果関係を言語化しているのです。
【プロの結論】THE Wを楽しめる人・不満を抱きやすい人の判断基準
エンターテインメントとしてのTHE Wをより深く味わうために、視聴者が持つべきスタンスについて、メディア分析の視点から一つの明確な基準を提示します。
▼ THE Wの審査を心から楽しめる人:
お笑いの「多様性」を楽しめる人です。漫才の掛け合い、コントの演劇性、ピン芸のパーソナリティなど、全く異なるジャンルがぶつかり合ったときに生じる化学反応を面白がり、「審査員がどの要素を重く見て票を入れたのか」というプロの思考プロセスを推理しながら観戦できる人には、これ以上ないスリリングな番組となります。
▼ 不満やストレスを抱きやすい人:
「M-1グランプリのように全組が同一ジャンルの厳密な点数制(100点満点)で競うべきだ」という画一的な競技性を求める人です。ジャンルが異なるネタ同士を相対評価するシステム自体に納得がいかない場合、どの判定を見ても「基準がおかしい」と感じてしまい、番組を素直に楽しむことが難しくなります。

【the w 審査 員】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE Wの審査員はどのようにして選ばれているのですか?
A1:日本テレビの制作陣が、M-1グランプリやキングオブコントなどの主要賞レースで確固たる実績を残した芸人、演芸界の重鎮、演出のプロ(テレビプロデューサー・作家)を中心にオファーしています。現在は「漫才のプロ」「コントのプロ」「ピン芸のプロ」がバランスよく配置されるよう、多角的な視点を持つキャスティングが徹底されています。
Q2:視聴者投票(dボタン)は今も結果に影響を与えていますか?
A2:年度によって微修正されていますが、多くの回で「視聴者投票の最多得票芸人に1票が入る」システムが採用されています。審査員7名体制のうちの1票分として機能するため、勝敗を分ける決定打になる年もある一方、「プロの意見と大衆のウケがどう連動しているか」を示す重要な指標となっています。
Q3:審査員のコメント時間があまりにも短すぎるのはなぜですか?
A3:生放送特有のタイトな番組構成が原因です。12組前後のファイナリストがネタを披露し、さらに最終決戦を行うため、生放送枠内で全ネタを収めるには審査員の講評時間を1組あたり数十秒〜1分程度に制限せざるを得ません。そのため、審査員は最も重要だった勝敗の分岐点だけを削ぎ落として発言しています。
Q4:審査員が涙を流したり、激怒したりするようなハプニングはありましたか?
A4:判定を巡って激怒するような事態はありませんが、後輩芸人たちの血のにじむような努力や苦節の歴史を知る審査員(友近や久本雅美など)が、渾身のネタに感動して涙ぐむ場面は過去に何度か見られました。また、大激戦の末に苦渋の決断を下した審査員が「どちらも面白すぎて本当に票を入れたくなかった」と頭を抱えるシーンは毎年の恒例となっています。
まとめ:審査体制の進化がもたらすTHE Wの未来
「女芸人No.1決定戦 THE W」は、初期の迷走と炎上を乗り越え、審査体制の抜本的な改革を繰り返すことで着実に「格式ある賞レース」へと進化を遂げてきました。一般審査員からプロの芸人審査員への移行、そしてアンガールズ田中や笑い飯哲夫、友近、粗品といった当代きっての実力者たちが注ぐ真摯な眼差しは、戦う女性芸人たちの尊厳を支える確固たる礎となっています。
漫才・コント・ピン芸がぶつかり合う異種格闘技戦ゆえの採点の難しさは今後も続きますが、それこそがTHE Wにしかない唯一無二の魅力でもあります。審査員席から放たれる一言一言の重みと、そこに込められた芸人同士のリスペクトに耳を傾けることで、年末の笑いの祭典はより一層奥深く、スリリングなものとして立ち現れてくるはずです。 (出典: the w 審査 員(Yahoo!ニュース))