大相撲の幕下取組日程と開始時間は?7番相撲の仕組みから生中継まで徹底解説
大相撲の本場所が開幕すると、大関や横綱が土俵に上がる幕内取組ばかりに耳目が集まりがちですが、相撲通が最も息を呑んで見つめているのが「幕下(まくした)」の土俵です。関取(十両以上)になれば月給が支給され、付き人がつき、一人前のプロとして認められる一方、幕下以下は無給の養成対象という過酷な身分制度が存在します。まさに人生を懸けた死闘が連日繰り広げられています。
しかし、幕下の取組は幕内のように毎日行われるわけではありません。「幕下の取組日程や開始時間はどう決まっているのか」「なぜ15日間で7番しか取らないのか」「お気に入りの力士の取組はどうやって確認すればいいのか」といった疑問を持つファンも多いはずです。本記事では、2026年の最新興行体制や日本相撲協会の公式データをもとに、幕下の取組スケジュール、変則日程のカラクリ、中継の視聴方法まで徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 日程と開始時間:幕下の取組は原則午前9時25分頃〜午後3時頃(初日は9:15頃、13日目以降は11:00頃)に進行し、上位陣の好カードは午後2時以降に集中する。
- 7番相撲の仕組み:15日間の本場所中に土俵へ上がるのは計7日間(原則1日おき)。前日夕方の割(取組編成)発表によって翌日の出場可否が決定する。
- 観戦と昇進争い:ABEMA大相撲生中継なら序ノ口から幕下まで完全生中継。十両昇進を懸けた幕下上位の終盤戦や千秋楽の優勝決定戦は見逃し厳禁。
【2026年最新】大相撲の幕下取組日程と開始時間はいつ?本場所15日間のタイムスケジュール
大相撲の本場所(1月・3月・5月・7月・9月・11月の年6場所)において、幕下の取組が行われる時間帯は、幕内や十両とは大きく異なります。日本相撲協会が発表している土俵進行スケジュールによると、会場の開場とともに午前中から熱戦の火蓋が切られます。
本場所の1日における標準的な時間推移は以下の通りです。
- 通常日の進行(初日〜12日目):
- 午前9時25分頃:序ノ口取組開始(※初日のみ9時15分頃スタート)
- 午前10時00分頃〜午後1時台:序二段・三段目取組
- 午後1時10分頃〜午後3時00分頃:幕下取組開始時間(下位から順に進行)
- 午後2時15分〜午後3時10分頃:幕下上位取組日程(十両昇進を狙う注目力士の土俵)
- 午後3時30分頃:十両土俵入り・関取の取組へ
- 終盤戦の進行(13日目〜千秋楽):
- 午前11時00分頃:取組開始(番付下位の取組数が減るため、開始時間が約1時間半遅くなります)
- 午後1時40分頃〜午後3時15分頃:幕下取組
国技館や地方会場に足を運ぶ際、館内がまだ静まり返っている午前中から若手やベテランが明日の関取の座を目指してしのぎを削っています。特に午後2時を過ぎると幕下上位の東西15枚目以内の力士が次々と登場し、館内の緊張感は一気に最高潮へと達します。

なぜ15日間で7番だけ?「幕下7番相撲の仕組み」と変則スケジュールの全貌
幕内や十両の関取は15日間毎日土俵に上がりますが、幕下・三段目・序二段・序ノ口の「幕下以下」力士は、1場所15日間のうち7番(7試合)しか相撲を取りません。これには歴史的な興行の変遷と、所属力士数に対する土俵の回転効率という明確な理由があります。
原則「2日に1回」土俵に上がるローテーション
幕下力士の日程は、原則として「奇数日(初日、3日目、5日目…)」または「偶数日(2日目、4日目、6日目…)」のどちらかに出場する変則的なローテーションで組まれます。つまり、1日相撲を取ったら翌日は基本的に休み(取組なし)となり、中1日の調整を経て次の取組へ臨むのが基本構造です。
ただし、全勝対決や勝ち越し(4勝)、負け越し(4敗)の同星同士を当てる審判部の編成都合により、中2日空いたり、場所終盤の12日目〜14日目で連日出場となったりするケースも珍しくありません。
「明日の取組」はいつ決まるのか?日本相撲協会の発表タイミング
ファンにとって最も気になる「贔屓の力士が明日出場するかどうか」という情報は、毎日決まったスケジュールで更新されます。
- 大相撲公式ファンクラブ先行:前日夕方(15時〜16時台)に幕下以下の取組表を会員向けにいち早く公開。
- 日本相撲協会公式サイト・報道発表:前日夕方17時〜18時頃に全取組表(割)が一般公開。
- 取組編成の原則:審判部がその日の勝敗結果(幕下星取表速報)を確認した上で、原則として「同じ勝敗数(星)の力士同士」を翌々日または翌日の対戦相手としてマッチングします。
この「勝った者同士、負けた者同士を当てる」スイス式トーナメントに近い編成方針により、場所が進むにつれて実力が拮抗した極限のサバイバルマッチが自動的に生み出される構造になっています。
【徹底比較】幕下と十両(関取)の格差が生み出す「極限のドラマ」
幕下の取組がこれほどまでに観客の心を揺さぶるのは、幕下と十両の間に横たわる「天国と地獄の格差」が存在するからです。大相撲の厳格な階級社会における両者の違いを客観データで比較してみましょう。
| 比較項目 | 幕下(力士養成员) | 十両(関取) | 編集部の見解・格差のリアル |
|---|---|---|---|
| 取組日数 | 15日間で7番(原則隔日) | 15日間毎日(15番) | 幕下は1敗の重みが関取の2倍以上に跳ね上がる。 |
| 取組開始時間 | 13:10頃〜15:10頃 | 15:45頃〜16:15頃 | 十両からは地上波生中継のメイン枠に入る。 |
| 月額基本給与 | 0円(場所手当約16.5万円のみ) | 約110万円+各種手当・ボーナス | 年収ベースで1,000万円以上の差が生じる分岐点。 |
| 身の回りの待遇 | 大部屋生活、部屋の雑務・ちゃんこ番 | 個室、付け人(身の回り世話係)、紋付羽織袴 | 人間としての扱いが劇的に変わる封建的ヒエラルキー。 |
報道各社の力士手記や関係者インタビューでも「幕下上位の1勝は1000万円の価値がある」と語られるほど、幕下上位の取組日程には力士たちの人生そのものが凝縮されています。たった1つの白星、たった1回の勇み足が、給料の有無や人生の進路を真っ二つに分けるのです。

十両昇進争いと幕下上位取組日程|勝負が決まる「終盤戦」の見どころ
幕下の取組日程を追う上で、絶対に押さえておくべきなのが「十両昇進争い(関取昇進)」と「幕下優勝争い」の行方です。
十両昇進の目安となる「幕下15枚目以内」の攻防
相撲協会の番付編成において、幕下上位(概ね西15枚目以内)で勝ち越し(4勝3敗以上)を果たすと、十両下位の成績次第で翌場所の十両昇進の権利が巡ってきます。特に「幕下筆頭〜5枚目」での勝ち越しは昇進の可能性が極めて高く、この位置にいる力士の取組日程は本場所の11日目以降、ファンの間で凄まじい注目を集めます。
幕下優勝決定戦の日程とタイムテーブル
幕下で7戦全勝を果たした力士が複数出た場合、千秋楽に「幕下優勝決定戦」が開催されます。
- 決定戦の開催日:本場所の千秋楽(15日目)
- 実施時間帯:通常は午後3時25分頃(十両取組の直前)または幕内前半戦終了後の時間帯に土俵へ上がります。
- 優勝特典:幕下優勝賞金(50万円)とともに、幕下上位であれば翌場所の十両昇進がほぼ確実となります。
千秋楽の取組表速報において決定戦の組み合わせが発表される瞬間は、まさに場所全体のクライマックスの一つです。
ネット中継&テレビ放送の完全ガイド|ABEMA生中継とNHKBSの活用法
「午前中や昼下がりの幕下取組をリアルタイムで観戦したい」という場合、テレビとネット配信の放送枠を正確に把握しておく必要があります。
1. ABEMA大相撲生中継(最速・完全無料配信)
幕下の取組を初日から千秋楽まで余すところなく見るための筆頭プラットフォームが「ABEMA(アベマ)」です。
- 放送開始時間:毎日午前8時台〜9時頃(序ノ口取組開始から完全生中継)
- 特徴:幕下力士の細かなプロフィール、過去の対戦成績、出身高校・大学などの独自データが表示されるため、若手力士の発掘に最適です。見逃し配信機能を使えば、仕事終わりでも今日の取組結果を動画で即座にチェック可能です。
2. NHK BS・総合の相撲放送時間
従来のテレビ放送であるNHKの場合、幕下の取組が映る時間帯は限定的です。
- NHK BS:午後1時00分(または午後1時05分)〜午後3時45分頃まで生中継。幕下中位から幕下上位の好取組を視聴可能。
- NHK 総合(地上波):午後3時08分〜午後6時00分。地上波に切り替わる頃には幕下の取組はほぼ終了しており、十両土俵入り以降がメインとなります。
したがって、幕下の序盤〜中盤の取組を追うなら「ABEMA」、午後1時以降の幕下上位の緊迫した取組を高画質で楽しむなら「NHK BS」という使い分けが最も合理的です。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
大相撲の取組編成には、一般ファンが誤解しやすい独自のルールがいくつか存在します。
【誤解1】幕下力士は必ず「同部屋の力士」とも対戦する?
真相:原則として同部屋の力士、および4親等以内の血族力士とは本割(通常の日程)で対戦しません。
本割の7番の中で同部屋対決が組まれることは絶対にありません。ただし、千秋楽の優勝決定戦に限っては、同部屋力士同士の対戦が解禁されます。普段同じ釜の飯を食う兄弟弟子が、優勝と関取昇進を懸けて土俵で激突する姿は相撲界屈指の名シーンです。
【誤解2】7番相撲で3勝4敗なら、もう関取には上がれない?
真相:幕下筆頭や2枚目であれば、3勝4敗の負け越しでも十両からの陥落力士数次第で昇進できるケースが稀にあります。
ただしこれは極めて異例の「枠空き」による救済措置であり、基本は4勝3敗以上の勝ち越しが絶対条件です。1勝の差が力士の階級と生活を劇的に左右します。
【実態検証】過酷な格差構造と力士心理|現場記者が目撃した「幕下のリアル」
長年土俵際で力士たちを取材していると、幕内力士の華やかな土俵とは対照的な、幕下独特の「張り詰めた空気感」に圧倒されます。
大相撲の世界では、十両から幕下に落ちた力士を「陥落(かんらく)」と呼びます。昨日まで付け人を従えて新幹線にグリーン車で乗っていた力士が、幕下に落ちた翌場所からは大部屋で雑魚寝し、若手に混じって風呂の準備やちゃんこ番をこなすのです。公の場で見せる表情の翳りや、敗戦直後の花道で壁に頭を押し当てて悔しがる姿には、観る者の胸を締め付ける人間ドラマがあります。
【現場記者の視点:現代社会の組織構造と重なる幕下の教訓】
相撲界の「関取と幕下」の二極化構造は、現代の雇用制度や格差社会における心理的リアリティを浮き彫りにしています。セーフティネットのない無給の養成枠で、実力のみで這い上がるプレッシャーは凄まじいものです。しかし、その極限状態から這い上がって関取の座を掴み取った力士が見せる土俵での胆力は、何物にも代えがたい感動を生み出します。
【プロの結論】幕下観戦に向いている人・楽しみ方の判断基準
- 向いている人:
- 将来の横綱・大関候補をアマチュア相撲や序ノ口時代から「青田買い」して応援したい育成型ファン
- 勝負の駆け引きや、1敗も許されないヒリヒリとした緊張感を味わいたい勝負論重視のファン
- 平日の日中にABEMAやNHK BSをチェックできる観戦環境がある人
- おすすめできない人:
- 派手な演出、テレビ中継の解説トーク、知名度の高い有名力士の取組だけをサクッと楽しみたいライト層(※幕内中継から見るのが最適です)
【幕下 取組 日程】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:明日の幕下取組表は何時頃にどこで確認できますか?
A1:日本相撲協会の公式ホームページで、前日の夕方17時〜18時頃に全取組表が発表されます。大相撲公式ファンクラブ会員であれば、前日15時〜16時台に先行公開される取組表を確認可能です。
Q2:幕下力士が毎日相撲を取らない(15日間で7番の)理由は何ですか?
A2:幕下以下の全力士(数百名規模)が毎日取組を行うと、1日の興行時間内に全試合を収めることが物理的に不可能なためです。また、実力の近い力士同士を勝敗数(星取)に応じて対戦させるスイス式編成を採用しているため、中1日を挟む日程が合理的とされています。
Q3:幕下上位の好カードは何時頃に土俵へ上がりますか?
A3:通常の取組日であれば、午後2時15分頃〜午後3時10分頃にかけて幕下15枚目以内の上位取組が行われます。十両昇進を争う注目の一戦を見たい方は、午後2時過ぎに合わせて中継をチェックするのがベストです。
Q4:幕下優勝決定戦はいつ、どのようなルールで行われますか?
A4:千秋楽(15日目)に7戦全勝(または同星トップ)の力士が複数いる場合、十両取組前(午後3時25分頃)などに決定戦が行われます。トーナメント方式の1番勝負で、同部屋所属の力士同士であっても対戦します。
まとめ:幕下取組日程を把握して次代の関取誕生を見届けよう
大相撲の幕下は、給与や待遇の境界線に位置する「相撲人生の分水嶺」です。15日間で7番しか取らない変則的な日程だからこそ、1日おきに訪れる1番の重みと緊張感は幕内以上と言っても過言ではありません。
取組日程のタイムスケジュール(通常日は午前9時25分頃〜午後3時頃、上位陣は午後2時台〜)や、前日夕方の割発表、そしてABEMAなどの生中継を上手に活用することで、大相撲観戦の奥深さは何倍にも広がります。土俵に人生を懸ける力士たちの熱き7番勝負と、次代を担う関取誕生の瞬間をぜひリアルタイムで見届けてください。 (出典: 幕下 取組 日程(Yahoo!ニュース))