オードリー春日の髪型はなぜ崩れない?愛用ポマードと普段の姿を徹底解剖
目次
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:鉄壁のキープ力を支える主役は、大正時代から続くロングセラー「柳屋ポマード(油性)」と独自のスプレー多層コーティング。
- 要点2:プライベートの普段は髪を下ろしたナチュラルなサラサラヘアで、テレビのイメージとは打って変わった落ち着いた風貌を持つ。
- 要点3:若手時代の金髪テクノカットから七三分けへの転換は、相方・若林正恭による緻密な「昭和のスター化」プロデュースの賜物である。
【崩れない理由】激しいロケでも1ミリも乱れない「鉄壁の七三分け」の秘密
春日のヘアスタイルにおける最大の謎は、過酷な現場でも絶対に乱れない異様な耐久性にある。レスリング、フィンスイミング、ボディビル、あるいはバラエティ特有の泥水に飛び込む企画であっても、水から顔を上げた瞬間に完璧な毛流れが保たれている光景は、もはやテレビ界の風物詩だ。 この驚異的なキープ力を生み出している主たる要因は、油性ポマード特有の強力な耐水性と、春日自身の極めて強靭な毛質(剛毛・多毛)の相乗効果にある。 一般的な現代のヘアワックスやジェルは「水溶性」のものが多く、汗や水蒸気、雨に触れると成分が乳化してセット力が失われてしまう。しかし、春日が愛用するクラシカルなポマードは植物油や鉱物油を主原料とする油性だ。水を弾く性質が極めて強いため、大量の汗をかこうがプールに潜ろうが、整髪成分が流れ落ちることが原理的に起きにくい。 さらに、バラエティの現場ではポマードの上に強力なハードヘアスプレーを幾重にも吹き付け、表面を「樹脂コーティング」に近い状態でロックしている。下地に粘着力の高い油性の土台を敷き、外殻をハードスプレーの膜で固める二重構造こそが、激流にも負けない「動かない髪型」を成立させている物理的根拠である。
【愛用整髪料とセット方法】柳屋ポマードを使いこなすプロ並みの手順
春日の髪型を語る上で欠かせないのが、1920年(大正9年)の発売以来、100年以上の歴史を誇る「柳屋ポマード(微香性)」の存在だ。かつて本人が公の場や『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で明言している通り、この緑のガラス瓶に入った伝統の整髪料こそがスタイルの心臓部となっている。 春日が実践しているセット方法は、無駄を削ぎ落とした職人的な手順で構成されている。- ベース作り:髪全体を水で濡らした後、タオルドライで適度な湿り気を残し、ドライヤーで分け目(正確な七三ライン)を意識しながら毛流れの癖をつける。
- ポマードの塗布:柳屋ポマードを指の第一関節から第二関節分ほどすくい取り、手のひら全体で体温を使ってしっかり伸ばす。これを毛先だけでなく、根元付近から全体へ均等にすり込む。
- コームによるタイトな撫で付け:目の細かいセットコーム(密歯櫛)を使い、頭皮に沿わせるように圧をかけながら左から右へと一気に梳かしつける。この際、側頭部の浮きを完全に潰すのがポイントだ。
- ハードスプレーによる外殻固定:プロ仕様の強力キープスプレー(VO5など)を髪全体に均等に吹きかけ、ドライヤーの冷風を当てて一気に固める。
【徹底比較】春日スタイルvs一般的なバーバースタイルの性能・コストデータ
春日のヘアスタイルは、近年流行しているクラシックバーバースタイル(フェードカットやスリックバックなど)とどのように異なるのか。使用アイテム、キープ力、ランニングコスト、手入れの難易度などを客観的に比較したデータが以下の表である。| 項目 | 春日流・鉄壁七三分け | 現代バーバースタイル | 一般的なナチュラルヘア |
|---|---|---|---|
| 主たる整髪料 | 柳屋ポマード(油性)+ハードスプレー | 水性ポマード(グリース) | ヘアワックス・バーム |
| セット所要時間 | 約5〜8分(慣れが必要) | 約10〜15分(ブロー重視) | 約5分 |
| 耐水・耐風性能 | 極めて高い(暴風雨でも無傷) | 中〜高(水濡れで再セット可) | 低(風や雨で崩れやすい) |
| 月間整髪料コスト | 約1,000円〜1,500円(高コスパ) | 約3,000円〜5,000円 | 約1,500円〜3,000円 |
| 洗髪の難易度 | 極めて高い(コンディショナー必須) | 低い(お湯で簡単に落ちる) | 普通 |
| 日常での実用度 | 特殊(ビジネスには圧が強すぎる) | 非常に高い(清潔感・誠実さ) | 高い(カジュアル向け) |
【普段の姿と若年期の遍歴】髪を下ろしたプライベートと金髪テクノカット時代
テレビで見せる威風堂々とした七三分けの印象が強烈なあまり、世間一般には「普段からあの髪型で生活しているのではないか」という錯覚すらある。しかし、実態は全く異なる。プライベートで「髪を下ろした姿」の驚くべきギャップ
オフの日の春日は、整髪料を一切つけずに髪を下ろしていることが多い。仕事終わりのラジオ局入りする姿や、家族と過ごすプライベートの目撃談、関係者のSNS写真などで垣間見えるその姿は、「前髪を目元まで下ろした、極めてナチュラルなストレートヘア」だ。 カチカチに固められた状態を見慣れている視聴者からすると、髪を下ろした姿は実年齢よりも若々しく見え、SNS上でも「普通に清潔感のあるイケメン」「街ですれ違っても絶対に春日俊彰だと気づかない」と度々話題になる。相方の若林も「髪を下ろしてジャージを着ている春日は、ただの体格のいいおじさん」とネタにするほど、オンとオフの落差は激しい。若手時代の試行錯誤:金髪テクノカットから誕生の瞬間まで
現在のスタイルに定着する前、春日の頭髪遍歴は波乱に満ちていた。学生時代(日本大学第二中学校・高等学校)のアメフト部時代は坊主頭やスポーツ刈りで過ごしていたが、お笑いの世界に飛び込んだ「ナイスミドル」時代には全く別のビジュアルを模索していた。 当時の若林による「とにかく変な奴に見えるようにしろ」という演出指示のもと、春日は奇抜な金髪テクノカットに身を包んでいた時期がある。もみあげを鋭角に剃り落とし、サイドを刈り上げ、トップを明るい金髪に染め上げるというアバンギャルドなスタイルだった。当時の地下ライブシーンでは強烈な異彩を放っていたものの、大衆受けするキャラクターとは言えなかった。 転機が訪れたのは2000年代中盤、コンビ名を「オードリー」に改名し、ブレイクの足がかりを掴もうとしていた時期だ。若林が春日の「異常に胸を張る立ち姿」や「自信過剰な言動」という本質的な面白さを活かすため、「昭和の売れない大スター」「時代錯誤な男」というキャラクターを設計。それに合わせて誕生したのが、あのピンクベストと「ビシッと固めた七三分け」だった。このスタイルを武器に臨んだ2008年の『M-1グランプリ』で敗者復活から準優勝を果たし、歴史にその名を刻むことになった。【盲点と誤解の検証】ネット上の「ハゲ疑惑」「カツラ説」の真相
長年同じ髪型を崩さず、おでこを全開に露出していることから、インターネット掲示板やSNSでは定期的に「実は薄毛を隠しているのではないか」「あれだけ固めているのはカツラだからではないか」といった憶測が飛び交う。 しかし、これらの噂は明確な誤解である。 現場で春日を担当するヘアメイク関係者の証言や、バラエティ番組での至近距離の映像を精査すると、春日の頭髪はむしろ同年代の男性平均を大きく上回る毛量と太さを維持していることが確認できる。 油性ポマードを大量に使い、タイトに撫で付けるスタイルは、毛量が少ない人物が真似をすると頭皮が透けてしまい、逆にボリュームのなさが強調されてしまう。春日のように地肌の隙間を一切見せず、密度の高い毛束として平坦に成形できること自体が、豊かな毛量を維持している動かぬ証拠なのだ。 また、年齢を重ねる中で生え際のラインが20代の頃と比べて自然に変化している様子も確認できるが、無理に隠すことなく堂々と額を出している潔さこそが、彼のキャラクターとしての説得力を担保している。【プロの結論】キャラクタービルディングの視点と一般人が真似する際の判断基準
社会心理学やメディア分析の視点から見ると、春日俊彰のヘアスタイルは「記号消費(シニフィアン)の極致」といえる。 テレビという情報過多のメディア空間において、視聴者がチャンネルを一瞬合わせただけで「あ、オードリーの春日だ」と認識させる視覚的フックは、タレントにとって莫大な価値を持つ。所ジョージのサングラスや、黒柳徹子の玉ねぎヘアと同様、髪型を固定し続ける行為は、自らを「動かないコンテンツ」としてブランド化する高度な生存戦略なのだ。春日風の七三分けを真似したい人への判断基準
最後に、ビジネスやフォーマル、あるいは趣味として「春日流の崩れないクラシック七三分け」を取り入れたいと考える読者のために、プロの視点から適性の判断基準を提示する。- 向いている人:
- 髪質が硬く、毛量が多い剛毛タイプ(ポマードの重さに髪が負けない)
- バイク通勤、屋外でのハードワーク、強風下での作業が多い人
- 毎月の整髪料代を極限まで抑えたい合理主義者
- 慎重になるべき(おすすめできない)人:
- 猫っ毛・軟毛タイプ、または生え際のボリュームに不安がある人(油分の重みでペタンコになり地肌が目立つ)
- 入浴時の洗髪を手短に済ませたい人(油性ポマードの除去には通常の倍以上の手間がかかる)
- オフィスカジュアルや現代的な柔らかい印象を求められる職場環境にいる人
【オードリー 春日 髪型】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:春日の七三分けの分け目の比率は、正確に何対何ですか?
A1:厳密な測定では「7:3」というよりも「8:2」に近い極端なアシンメトリーで分けられています。左側の黒目の外側の延長線上に分け目を作り、そこから逆サイドへ毛流れを完全に潰すようにタイトに流すのが春日流の黄金比率です。
Q2:ポマードはどうやってきれいに洗い落としているのですか?
A2:油性ポマードは水やシャンプーの泡を弾くため、髪を濡らす前(あるいは軽く湿らせた程度)にリンスやヘアコンディショナーをたっぷり髪に揉み込みます。油分同士を馴染ませてポマードを乳化させて洗い流し、その後に通常のシャンプーを行うことで綺麗に落とすことができます。
Q3:普段プライベートで街を歩くときはバレないのですか?
A3:ほとんど気づかれないことが多いと本人が語っています。オフの日は整髪料を使わず前髪を下ろし、メガネやマスク、カジュアルな服装(ジャージやパーカー)で過ごしているため、テレビの「胸を張ったピンクベストの春日」とはシルエットもオーラも完全に異なるためです。
Q4:若手時代の金髪テクノカットをやめた決定的な理由は?
A4:見た目の奇抜さだけでは大衆受けせず、売れるきっかけを掴めなかったためです。相方の若林正恭から「お前の図々しさやスター性は、昭和の古臭いスタイルで堂々としている方が絶対に面白い」とアドバイスを受け、七三分け+ピンクベストへの大幅なキャラ変更を決断しました。 (出典: オードリー 春日 髪型(Yahoo!ニュース))
まとめ:確立されたアイコンが放つ普遍的な魅力
激しいロケでも決して崩れないオードリー春日の七三分け。その裏側には、100年以上の歴史を持つ柳屋ポマードの確かな性能と、過酷な洗髪の手間を厭わないタフなプロ意識が存在していた。 奇抜さを求めた若手時代の金髪テクノカットから、昭和の大スターを想起させるクラシックな七三分けへ。計算し尽くされたビジュアル戦略と、プライベートで見せる飾らない素顔とのギャップこそが、彼が長年にわたって第一線でお茶の間に愛され続ける最大の理由なのだ。